これは、英検1級の単語というよりは、大学受験を目的とした英単語の勉強法で、私が高校1年時、2年時にボキャボラリーを飛躍的に増やす原動力となった本です。かれこれ30年以上も前の本ですが、未だに英単語の勉強コンセプトとして、ここに書いてあることを超えるものを見たことがないので紹介しておきます。
1.秒速記憶
英単語を発音して意味が分かる、のが50単語で60秒以内に言える。
逆に日本語のリストをみて英語が50単語を1分以内に言える。
ところまでやる
この本では、この手法で名詞1000、形容詞700をリストしています。
名詞については、ある概念でのグループの固まり、形容詞は、形容詞+名詞
となっており、意味が想像しやすくなっています。
2.連想記憶
日本語の連想で単語を次々と並べていくのの英語版これで500、これも上記の50単語60秒をルール
3.動詞はグループ単位
見る、推測する、など動作に応じてニュアンスのにた単語を並べています。
シーソラスの応用です。
例えば、見るだと
discover, glance, look, observe, see, watch, behold, gaze, peep, stare, contemplate, survey, inspect, glimpse, discern, spy, glare, scrutinize
などです。このニュアンスの違いも含めグループとして列挙されています。
4.語源(ルート)
よくある語源をもとにした難解語の説明です。
この本に出会ったために私の英語の単語の勉強は、文章から出てくるものを自然に覚える、というものではなく、とにかくリストについて1.の秒速記憶による反復練習を繰り返すというものになりました。
これは、はじめは相当きついのですが、慣れると楽になりますし繰り返しが苦になりません。高校時代に学校で単語テストがありますが、これに慣れていたおかげで英単語に限らず、社会の用語とかも同じようにやっていたので、相当記憶ものでは楽ができました。
今でも私の場合は、単語帳を200位のまとまりで通勤途中の電車で20分くらいで、4、5回リストを繰り返して単語の意味が分かるか、ということを繰り返しています。(日本語から英語、というのは認識できればいいのでやってませんが。)
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