英検1級30日間スピード合格―直前受験対策から勉強法まで(植田一三)

 英語については、大学院では論文を英語で読んでおり専門分野については理解できると思っていました。一方、ニュースの英語や映画を字幕なしで理解できるようになりたいと思い、衛星放送でCNNを家にいるときには流しっぱなしにしつつ、Time購読、時事英語のボキャボラリーを増やすということにつとめていました。
 その過程で英検準1級を受けたら、特に受験対策をガリガリやらなくても受かったので調子に乗って1級を受けようと思い受けたところ、撃沈しました。今は試験の形式がかわってしまっていますが、始めのボキャボラリーのパートの部分に全く知らない単語が並んでおり、ほとんど適当に答えるような状況でした。
 それでこれはいけないと英単語のボキャビルをしなければと思い、買ったのがこの植田一三の本です。この本は、300頁もない本で、30日間でスピード合格を目指すというタイトルになっており、30の章に分かれて1日1章となっています。
 1日1章のペースでこなせる内容ではありません。また全体の半分近くの14日までが語彙パートなのですが、英検準1級からの単語のレベルのギャップが非常に大きく、初めて勉強したときには単語1、2割しか分からず、仕上げのパートの部分のコピーを取って電車の中などの隙間時間で難解も眺めて覚えるようにしましたが、当時は途中で挫折してしまいました。
 例えばこんな単語が並んでいます。
  scrupulous, redundant, docile, avaricious, insidious, impeccable
 ニュース英語でも見たことないよ、ほとんど知らない、これ、全部覚える必要があるのか?というのが当時の私の印象でした。
 
 後段は試験形式が異なっているため試験の直接的な目的には役に立たないかと思いますが、役立つことはいろいろかいてあり、英検合格だけが英語の勉強の目的ではないと思いますので、受験テクニック的なところも含めて一読するのはいいかと思います。合格への強いmotivationはあがります。
 それから時がたち、一念発起して、単語を勉強し、2年ほど前に英検1級リベンジで受けたのですが、数点足りず不合格となっており、今に至っております。さすがに単語はかなり覚えて今、リスト見返したら7、8割は分かるようなってますが、ちょっとさぼっているのでまた勉強しないといけません。
 
<2021年追記>
その後、英検1級には合格しました。その際にこの植田先生の後継本も使って勉強をしました。ボキャビルを当時は結構やりましたが、今は半分くらいしか覚えていないです。使わない単語は忘れてしまいますね。。

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