プログラミング作法


C言語を作ったBrian Kernighanによるプログラミングのご作法を説いた本です。
「プログラム言語C」が、C言語のバイブル的な存在として、C言語の使い方だけでなく、主にUnixでの使い方を念頭においたコードがちりばめられていて、中級プログラマ以上にとって大変勉強になるのと同様に、この本では、プログラミングをするにあたって、より良いプログラムを書くためにはどのような点に気をつけたらいいかということがいろいろな視点で書かれています。
言語は、基本的にはCですが、比較のためにC++、JAVA、PerlやAwkでの実装と比較していているところがあります。
また、アルゴリズムとデータ構造について、設計と実装、インターフェースを作る際の留意点、性能向上のためのボトルネックの特定、プロファイリングと自分一人がコードを書いて使うだけでなく、実際に作品として実用的かつ汎用性があるコードを書くためにはどのような点に気をつければいいかが、具体的な事例をもとに記載されていて大変勉強になります。
内容は深くてこれを完全に実践できるレベルには私はありませんが、こうした事に気をつけて少しでも分かりやすいコードが書ければと思っています。
随所に良いコードを書くためのヒントがちりばめられているので、Cが分かる事が前提ですが、JAVAでも上級プログラマになりたい人に取っては一読をお勧めします。
目次はこんな感じです。
第1章 スタイル
第2章 アルゴリズムとデータ構造
第3章 設計と実装
第4章 インターフェイス
第5章 デバッグ
第6章 テスト
第7章 性能
第8章 移植性
第9章 記法

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