H8/3069Fのマイコンボードを使い組み込みOSを準に追って開発していく本になっています。この本を通して読むことで、アセンブラ、CをOSを作るという観点で勉強することができる上、OSについても原始的なものから徐々に本格的なものにグレードアップしていくプロセスを踏むことで、プロセスごとに理解すべきことにフォーカスして勉強することができます。
私の場合、昔のラジオ少年の血が騒ぎ、秋葉原で実際にH8のマイコンボードの購入をして途中まで実際にコードを入れて動かしてみました。(途中から読んでおしまいになりましたが。。) H8のマイコン自身も設計が他の組み込みのCPUと比較すると素直な設計だと思うので、純粋にOSとして動かすためには何が必要なのかにフォーカスできると思います。
また、あわせてアセンブラ、レジスタ、リンカなどの仕組みについても深く理解することができるため、お買い得な本だと思います。以前、Minix、LionsコンメンタリーでUnixの仕組みの本を紹介しましたが、この本はそれと同様なコアの部分をH8を通じて学ぶことができます。もちろん、CPUそのもので対応していないことも有りますが、これが分かれば、UNIXも理解しやすいと思います。
目次をアマゾンから貼っておきます。
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