プログラミングPerl 改訂版

perlのラクダ本です。perl5のものとperl4のもの(赤色)の本の両方を持っています。perlについては、スクリプト、CGIの言語として有名なので、今更何をという感じでもありますが、perl4の本は、クラスの概念がまだなく、スクリプト言語的な要素が強くて、まだシンプルだった気がします。
私の場合、元はワークステーションで計算したデータを処理してMacでグラフ化する前段階としてファイルをいじる必要があったために適当な言語ということで、perlを使っていました。システム管理系で、bshなどの変わりに大抵のことができるのも魅力でした。
よく見ていたのは赤いperl4の方で、基本のコードの書き方に加えてこんなことをしたいときにどうライブラリを使うのか、というのが載っていて便利でした。perl5になると何でもできる言語になりすぎてちょっと分かりにくくなってしまったかな、というのが個人的な印象です。もちろん、webの世界ではCGI周りはperlで組まれていることも多いので、perlの深い理解があるのはいいのかと思うのですが、私の場合は簡単なことをするにはもっぱらrubyを使うようになったので、最近はperlはコードを読むことはあっても書くことはなくなりました。
このラクダ本はラリーの語り口調も軽妙ですし、本人のセンスを感じるところがありますので、ライブラリのリファレンスとしても手元に置いて置くことをお勧めします。

<追記>
すっかりPythonが主流となった気がします。スクリプト言語の走りとしてPerlは一時代を築いたと思います。私はRubyをもっぱら使っていましたが流行りにのるならPythonですね。

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