Lions’ Commentary on UNIX (Ascii books)

Unixのソースコードが載っています。PDPー11という当時の特殊なアーキテクチャーに基づいていますが、Unixのカーネルがどういう仕組みで動いているかを理解するにはよい本だと思います。
ソースコードも今のLinuxやBSDと比べるとずっと短いですが、OSとしての基本的な事項がどういう形で実装されているかを知るのは大変よい勉強になります。
また、C言語、アルゴリズムの観点からすると、構造体、共用体の使い方、Queueやlinked listなど、アルゴリズムとデータ構造で出てくるような話が具体的に出てくるのでこうやってマルチタスクやプロセスを処理しているのだということが分かると思います。
これくらいの分量であれば、完璧な理解は別としてコードを追いかけて全体構造を知ることができると思います。
このコードをみるとCとUnixの深い関係を感じ、そうした資産を現代において活用できるありがたさを感じます。

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