力学15講(江尻 有郷)

 先の山内の一般力学が難解だったために、自分の勉強及び試験対策用に読んだ本がこちら。この本は表題の通り、15の講義に分かれている形式になっており、ほぼ大学の授業1回の授業に相当している進度の編成になっています。また、内容も授業の板書に近い内容になっており、ここに書いてあることを理解できて問題が解けるようになれば単位はとれるかな、といった内容になっています。
 目次は以下の通りです。
 第1講  近代力学の成立
 第2講  運動の法則
 第3講  運動方程式と運動の決定
 第4講  仕事、エネルギー
 第5講  保存力と非保存力
 第6講  極座標表示の速度、加速度
 第7講  モーメントと角運動量
 第8講  中心力による運動
 第9講  惑星運動
 第10講 質点系の運動
 第11講 ラグランジュ関数とラグランジュ方程式
 第12講 ハミルトン関数と正準方程式
 第13講 剛体の運動
 第14講 剛体の回転運動
 第15講 回転する剛体上における質点の運動
 補講1  種々の振動
 補講2  連成振動
 各講は、10頁程度で、必要にして最小限なシンプルな表現で書かれているので、短時間でレビューするのも容易です。微積分が終わった高校生でも容易に理解できるのではないでしょうか。

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